森先輩の卒業と、母親との進路相談、さらに予備校でトラブル!?
そして本格化する藝大受験に八虎はついていけるのか。
青春群像漫画『ブルーピリオド』2巻の感想・名言紹介記事、スタートです。
1巻の感想記事はこちら↓
2巻あらすじ
成績優秀、世渡り上手なリア高校男子が絵を描く喜びに目覚め、美大を目指す!
膨大な夏休みの課題を終えた八虎は、ついに「美大専門の予備校」に足を踏み入れるが、そこで初めて「天才」と出会う。
自分の身の丈を思い知らされた八虎の決意とは。話題沸騰のアート系上昇志向漫画、2巻登場!
講談社コミックプラス ブルーピリオド2巻
以下、少しあらすじを補足しました。
八虎が2年生学期末になり、森先輩の卒業や進路相談から2巻はスタートします。
そして3年生となり、本格的に藝大受験対策をするために春から予備校の夜間通年コースに通い始めます。
予備校で新たな出会いと、別れが、、、。
2巻感想まとめ ※画像あり、ネタバレ注意
ちょっとこの漫画、名シーンが多すぎて感想がかなり長くなりそうなので、
パラパラーっと見てってください。笑
進路相談:八虎 VS 八虎ママ
2巻のスタートは八虎の母親に芸大受験の許可をもらうところから始まります。
しっかし、この八虎ママがかなりくせ者で。
参照:ブルーピリオド2巻 作者 山口つばさ 出版社 講談社
男性陣を一撃で黙らせます。
心配性な母親という描写はちらほらあったのですが、これは心配性を通り越して恐怖を感じますね。
八虎が母親を説得した方法は、普段の母親の家事をしている姿を絵に描き、感謝を伝えるというものでした。スバラシイ。
『「見る」以上に「知れて」、「描く」以上に「わかる」んだよ』
これ名言間違いない。
予備校で藝大受験が本格スタート
母親の説得に成功した八虎は、満を持して予備校に通い始め、本格的に藝大受験対策がスタートします。
八虎の担任となるのが油絵科の講師「大葉」先生。背と声が大きい女性の先生です。
最初の個人面談で藝大一本勝負だと伝えると、笑顔で “キツイね” と言われてしまいます。
すごくはっきりした物言いをする先生で、生徒をよくドキッとさせていますが、非常に生徒想いで好きなキャラクターです。
さらに新キャラ、「橋田悠」が登場します。
関西弁のロン毛でおさげ。キャラの濃さでいうと、予備校編では一番ですかね。
芸術に関する知識も予備校編で登場する同級生の中では一番で、読者にも助かる情報を提供してくれます。
バトル漫画で言うところの解説キャラですね。
女装男子「鮎川龍二」の失恋 【名言】
なんだか10年前のラノベみたいなタイトルになってしまいました。
さて、2巻の個人的名シーンの1つがこちら。
参照:ブルーピリオド2巻 作者 山口つばさ 出版社 講談社
このシーンは、八虎と同じ高校の同級生で、予備校の日本画科に通っている女装男子の「鮎川龍二」通称「ユカちゃん」の、
自身がゲイであることを告げた事による失恋で傷付いた心の中を表したモノです。
またまた情報量の多いキャラなのですが、名言製造機なので要注目です。
しかもこのシーン、見開き2ページで大迫力なんですよね。
サラブレッド「桑名マキ」と予備校のジンクス
夏期講習が始まり、10日間で5枚絵を描き、最後の1枚は公開コンクールで順位がつけられます。
しかし、予備校のジンクスでコンクールで1位になるとその年は受からないというものが。
たかが、ジンクス。されど受験生にとっては気が気ではありません。
そのジンクスの犠牲になったのが、現役生で1巻でも登場した「桑名マキ」でした。
参照:ブルーピリオド2巻 作者 山口つばさ 出版社 講談社
桑名さんのコマだけ載せようっと想ったのですが、八虎の地雷踏んだ顔がじわるので一緒に載せました。やっちまったなぁ。。
天才・高橋世田介は受験絵画を描かない
またラノベっぽいタイトルに、、、
参照:ブルーピリオド2巻 作者 山口つばさ 出版社 講談社
コンクールの成績が悪かったのか、世田介くんブチギレです。
この日から、予備校に来なくなってしまうのだった、、、。
受験絵画は私語で、昔はそういう大学ごとに受かりそうな絵を予備校も教えていたそう。
しかし、今はそういった小手先の技術は通用しないそうです。
世田助、、、、。
Twitterのみんなの感想
ブルーピリオド、2巻まで読んだけどとてもよかった
— 熊谷ユカ☁ (@1z5gItoZnEBCtcD) August 13, 2021
一つ一つの言葉が心にささるし、何より今すぐ絵を描きたい!という気持ちにさせてくれる
絵を描いていないときに読んでも面白かっただろうけど、絵を描いている今読むと、自分と八虎が重なって感情移入しやすくて余計に面白い
ブルー・ピリオド2巻(7話)のこのカラー「バーの女主人の油絵でこういうのあったな」ってピンときたんだけど、作品名や画家の名前がわからずまんま「バーの女主人 油絵」で検索かけたら一発で引き当てたのでGoogle先生ほんま優秀。エドゥアール・マネ「フォリー・ベルジェールのバー」だそうです pic.twitter.com/rsdGSN4lfW
— oya03 (@oya03) October 18, 2019
ブルーピリオド2巻を買った!
— アーブーヤン (@ABO_Ger) March 26, 2018
多分今日1日で10回は読んだ!!
お母さんのシーンもモチロン良いがやっぱりこの自分と向き合うシーンが最高!
桑名さんアフタヌーン掲載時とセリフ変わった!?
#ブルーピリオド2巻発売 pic.twitter.com/AfsyxonFMw
各サイトのレビュー
Amazonのカスタマーレビュー:
981件のレビューのうち88%が星5つをつけていました。
数少ない低評価のレビューもマイナスなことは描かれていませんでした。
星2つで面白かったってレビューはよく分からないですね。汗
Renta!のレビュー:
258件のレビューのうち、星5つは160人でした。
こちらも非常に高評価が多いですね。
コミックシーモアのレビュー:
345件のレビューのうち、星5つは261件でした。
どのサイトのレビューも圧倒的な高評価です。
作品基本情報
作品名 | ブルーピリオド2巻 |
作者 | 山口つばさ |
2巻発売日 | 2018/03/23 |
掲載誌 | 月刊アフタヌーン |
出版社 | 講談社 |
ジャンル | 美術、受験 |
ブルーピリオド2巻 まとめ
2巻も1巻と同様に、名言・名シーンが多数ありました。
展開は決して、テンポが良いとは言えないかも知れませんが
心を揺さぶられるシーンがこの一冊に沢山登場するので、かなり読み応えがありました。
まだまだ、藝大受験はかじまったばかりですので、今後の八虎の成長と
他の予備校生との関係がどう変化していくのか、楽しみですね。
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