今回は、マンガ大賞2021を受賞した『葬送のフリーレン』というマンガをご紹介していきたいと思います。
「葬送の」というフレーズから察する通り、この物語はよくある華々しい冒険ファンタジーではありません。
筆者はKindleで購入していますが、はっきり言ってめちゃめちゃ面白いです。
それでは、早速詳しく内容について見ていきましょう。
注意)多少のネタバレを含みます。
葬送のフリーレン 作品情報
基本情報
- 原作 : 山田鐘人
- 作画 : アベツカサ
- 出版社 : 小学館 (2020.8.23~)
- 掲載誌 : 週刊少年サンデー
- 最新刊:5巻 (2021/10/01現在)
受賞歴
- このマンガがすごい!2021 2位
- 全書店員が選んだおすすめコミック2021 2位
- マンガ大賞2021 大賞
- 次にくるマンガ大賞2021 3位
【祝! #マンガ大賞 2021大賞受賞!】
— アベツカサ (@abetsukasa) March 16, 2021
皆様の応援のおかげで、『#葬送のフリーレン』が
マンガ大賞2021の大賞を受賞いたしました…!
本当にありがとうございます!
この機会に、まだ読んでいない皆様にも1、2話読んでいただけると嬉しいです。
勇者の死後も生き続ける、エルフの魔法使い。(1/18) pic.twitter.com/siHBLfZEVU
あらすじ紹介
以下、公式ホームページから引用。
魔王を倒した勇者一行の魔法使い・フリーレン。彼女はエルフで長生き。
勇者・ヒンメルの死に何故自分がこんなにも悲しむのかわからず、人を“知る”旅に出る。
僧侶・ハイターの葬送を機に、ハイターが育てていた少女・フェルンと魔法使いの二人旅へ。
途中、戦士アイゼンの弟子・シュタルク、若き僧侶・ザインの二人も加わり、四人それぞれの目的をはたすべく、長い旅は続く…
https://websunday.net/rensai/frieren/
本格“後日譚(アフター)”ファンタジー!!
このあらすじで 「いきなり勇者が死んでるじゃないか!!」 と思ったあなた。
半分正解です。
物語は、勇者一行が10年間の冒険の末、魔王を倒し英雄となり王都に帰ってくるところから始まります。
物語開始時点では、勇者パーティーは全員生存しています。
はい、フラグです。
主人公のフリーレンは、人間の寿命の何倍も長生きする長寿種エルフ。そんな彼女にとって魔王討伐の旅をした10年間はあまりに短いものでした。
王都凱旋後、勇者一行は50年に一度訪れるという「半世紀流星」をみた後、50年後もまたみんなで見ようと約束します。
引用:葬送のフリーレン 1巻 原作:山田鐘人 / 作画:アベツカサ 小学館
そして50年後、、、
(このあっさり50年という月日が流れるところに、エルフと人間との間に流れる時間の感覚が大きく異なると感じます)
フリーレン以外はすっかりと衰えた勇者一行は、再び半世紀流星群を鑑賞します。
そして後日、勇者ヒンメルが息を引き取ります。
フリーレンにとってはたかだか10年間ともに旅をしただけの関係。
しかし彼女の目には、涙が流れ、自分が人間 (ここでは勇者ヒンメル) をもっと知ろうとしなかったことを悔やみます。
ここから彼女は“人間を知る旅”を始めるのです。
引用:葬送のフリーレン 1巻 原作:山田鐘人 / 作画:アベツカサ 小学館
葬送のフリーレン1巻の感想 ネタバレ注意
1話で斬新な設定に引き込まれる
あらすじ紹介にあった通り、この『葬送のフリーレン』という物語は魔王を倒した勇者一行の後日談であり、
主人公は勇者パーティの魔法使い “フリーレン” です。
そしてあっという間に時間が流れ、魔王討伐から50年後。
勇者ヒンメルの死をきっかけにフリーレンは、人間を知る旅に出発するのでした。
こういった設定のマンガは今までに出会ったことが無かったため、この1話で完全に心をつかまれてしまいました。
なんと儚いスタートなのでしょうか。
2話~ 勇者との10年間の奇蹟をたどる、新しい冒険
2話以降は、人間を知る旅に出たフリーレンがかつての勇者パーティの僧侶ハイターと戦士アイゼンに会いに行く物語が描かれています。
そこで、人間のフェルンをハイターから託されたり、二人の戦友と話す中で勇者ヒンメルの言葉を思い出しながら
少しずつフリーレンの価値観が変化していく姿が描かれています。
度々出てくる過去のヒンメルの言葉が凄く心にしみるのです。
道中で何やら大きな亀と戯れたり、草むらに頭からツッコんで動けなくなったり
フリーレンのポンコツっぷりも楽しめます。
SNSの反響
葬送のフリーレン、勧められて読んでみたけど面白い。
— こぶちゅる@FaLiLV (@von_seeckt_373) September 25, 2021
そして書き込みがすごい。
月刊誌かと思ったら、週刊でこれをやってるのか…
すごい
1巻読み終わってやっとタイトルが理解できた pic.twitter.com/yxFmups0R3
葬送のフリーレン…
— くらとすの犬 (@kratosnoinu) September 23, 2021
読んでみたいな。と、密かにずっと思ってて1週間前に息子が1巻だけ買ってきたから今日は私が続きを全部買った…
私が好きだろうと1巻だけ見せつけてきやがる息子。クソ…分かってるじゃないか〜💗☺️👍
久しぶりにワクワクできる漫画を見た❤️🔥冒険物大好き続き楽しみー✊💗
葬送のフリーレン1巻読んでてボロ泣きしてしまったんだけど、マジでアベツカサさん絵うま〜〜〜〜………絵柄しぬほどすきなんですけど…………
— 人間の屑(ふぁぼ制限中) (@KUZUofHUMAN) September 30, 2021
カフェで待ち合わせまで時間潰す用にずっと気になってた『葬送のフリーレン』1巻だけ買って読んでたら良すぎてもう胸いっぱい。そりゃ色々賞取るわ。何度も泣きそうになってこりゃ外では読めないね、と帰りに4巻まで買って続きを家で充分に堪能した。調べたら5巻まで出てたのね…えーん買い忘れた… pic.twitter.com/id0xnfaX6z
— ろーぞん@イラスト垢 (@ro_zon20200221) September 22, 2021
各サイトのレビューまとめ
Amazon | (4.8)5731件の評価 |
コミックシーモア | (4.8)230件の評価 |
BookLive | (4.7)305件の評価 |
ebookjapan | (4.5)1633件の評価 |
マンガ王国 | (4.5)15件の評価 |
Renta! | (4.7)232件の評価 |
楽天ブックス | (4.5)26件の評価 |
各通販サイトや電子書籍サイトで、軒並み高評価となっていました。
やはり、今までに無い設定と少年誌で連載している作品とは思えない儚い世界観が多くの人に刺さった様です。
低評価レビューと当管理人の持論
その中でも、低評価レビューはどのような意見だったのかもチェックしてみましょう。
- ストーリーが淡々としすぎてる
- 感情移入できない
- キャラクターの感情の起伏が少なすぎる
- 評判故に、期待しすぎた
といった感じでしょうか。こういった低評価レビューに共通しているのは
この物語を、「人間目線」で読んでしまっている点だと思いました。
1巻では、50年や20年といった人間からすれば長い時間をさらっと経過して物語が進行します。
それは、主人公が長寿族のエルフであり、序盤は一人で旅をしていたため人間の時間感覚を気にせず生活していたからです。
とくに1巻の序盤は1000年以上を生きるエルフ目線で描かれていることを念頭に置いて読まなければ
あまりの時間経過の早さに置いてけぼりを食らってしまい、低評価レビューのような感情を抱いてしまうことでしょう。
以上の事を念頭に置いて、フリーレンの時間感覚の変化や人生観の変化を是非、楽しんで欲しいです。
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葬送のフリーレン1巻の登場人物
フリーレン
本作の主人公でエルフの魔法使い。
見た目は少女だが非常に長寿な種族であるため、実際の年齢は1000歳を超えている。
人間とは時間に対する感覚に大きな違いがあり、数ヶ月や数年間の作業を 「たったの」 と全く苦に感じていない。
趣味はあまり役に立たないマイナーな魔法の収集で、そういった魔道書を報酬に仕事を引き受けたりもしている。
死に際のハイターの頼みでフェルンという戦争孤児の少女を弟子として共に旅をする。
以後、フリーレンの苦手な早起きや家事全般を任せており、弟子なのにお母さん的な存在として助け合っている。
ヒンメル
魔王を倒した勇者。種族は人間で仲間と共に10年間旅をして世界を救った。
その功績から各地に銅像が建てられておりそのたびにポーズにこだわり職人を困らせてしまうかなりのナルシスト。
困った人を決して見捨てない勇者の鏡のような性格をしており、死後も仲間は「ヒンメルならそうした」と人助けをするほど影響を与えている。
勇者モノに鉄板の勇者のみが抜ける「勇者の剣」に挑戦するも抜くことはできなかったが、仲間達は「あんな剣が無くてもヒンメルは本物の勇者」だと語っている。
ハイター
酒大好きな僧侶。種族は人間で戦災孤児。
幼少期にはヒンメルと同じ村で育っており幼なじみという関係出会った。
酒が大好物であり、冒険のさなか、二日酔いで仲間に迷惑をかけることもあった。
魔王討伐後は、聖都の司教となった。フェルンの育ての親であり、自身の死期を察知してからはフリーレンにフェルンを託した。
アイゼン
小さな戦士。種族はドワーフ族でエルフほどでは無いが人間よりは遙かに長寿。
非常に頑丈な体で自由落下ならどんな高さから落ちても平気なほど。
ヒンメルの死後、フリーレンから前衛として旅に同行して欲しいと誘われるが「もう斧を振れる歳じゃ無い」と断った。
『葬送のフリーレン』1巻 まとめ
マンガ大賞2021で見事、大賞に選出されたこともあり話題となっている作品『葬送のフリーレン』の1巻の感想を紹介しました。
今までに無い設定と、平和で儚い世界観に引き込まれること間違い無しの作品ですので、気になった方は是非手に取ってみてください。
本記事が購入を考えていた方の参考になれば幸いです。
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